平昌の冬季オリンピックでは、多くの選手がオリンピック出場という夢をかなえ、その中で入賞者、さらには金4、銀5、銅4、合計13種目で日本人のメダリストが誕生しました。
皆さんは、どの種目のどの選手が心に残ったでしょうか?
メダルを獲得した選手たちは、支えてくれた周りの人、一緒にがんばった「仲間」、相手選手、応援してくれた多くの人たちへ、感謝の気持ちを口にしていました。「感謝」の気持ちを伝えることは、各種目で示された技術の高さと同じくらい、素晴らしいものだと感じました。
特に校長先生は、特に、女子カーリングチームの本橋麻里さんの頑張りが心に残っています。
日本女子代表のLS北見は、06年トリノ、10年バンクーバー五輪で中心選手として活躍した本橋麻里が故郷の北海道北見市で2010年の夏に立ち上げたチームです。(立ち上げたというのは1からつくりあげたということです。)
本橋さんは、このチームのキャプテンですが、補欠、リザーブ、として仲間を支える役割をしています。
平昌オリンピックで本橋選手は、プレーは後輩に任せ、今大会、試合で氷上に立ったことは一度もありませんでした。
その代わり、深夜、試合が終わった後に、コーチと一緒に、石(ストーン)を投げていました。
カーリングではコートごとに使われる石が決まっており、コートや石ごとに滑り方が違うため、本橋は、夜の練習で、翌日にチームが使うコートの石を実際に投げ、どんな滑り方をするのか、石やコート毎に違うところを調べて、伝えていたそうです。
このほか、プレーする4人がハーフタイムで食べるリンゴやバナナなどの「おやつ」を用意することも、本橋さんの役割でした。「もぐもぐタイム」として、有名でしたね。
その結果、英国との3位決定戦に臨んだカーリング女子日本代表「LS北見」は、1次リーグで敗れた相手に5―3で雪辱し、銅メダルを獲得しました。
日本勢のカーリングでの五輪メダル獲得は男女通じて初めての快挙でした。
「麻里ちゃんがいなければ、銅メダルは取れなかった。」他の4人の選手からの「感謝」の言葉に、本橋さんは「みんなに本当に感謝です。スタッフ、コーチ、選手、応援団全員に、ありがとうって言いたいです。」とお話ししていました。
「感謝」をすることの大切さ、その気持ちを伝え合うことの素晴らしさを改めて感じることができました。